「鉄の塊」に揺られて

広く浅くゆるくがモットーの乗り物系ブログです。 鉄道・飛行機・船の撮影記や旅行記を中心に書いています。

艦艇公開2018夏-8/5:護衛艦いずも一般公開in清水

2018年も8月第一土日に清水みなと祭りが開催されました。

 

毎年海自艦艇の一般公開が行われるみなと祭りですが、今回の公開艦艇はなんといずも!

2015年の就役以来初となる清水入港&一般公開とのことです。

 

やはり1日目は横須賀と被ってしまったので、私は2日目の日曜に行こうとしていましたが……

 

突然日曜の一般公開が中止になってしまったのです。なんでも夜の花火のため午後早い時間に出港しなければならないためだそうです。

しかし一転急遽午前中のみ一般公開を行うことになり出撃となったのです。

 

前日の酷暑の中での横須賀→晴海→横須賀というスケジュールでヘトヘトでしたが混雑を見越して0300に自宅を出発して0430頃に日の出埠頭近くのコインパーキングに入庫。

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静まり返った夜明けの日の出埠頭に巨体を横たえるいずも。この姿、いつ見ても迫力があります。

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サイドエレベーターの開口部から垣間見る、赤色灯の光の中佇むSH-60Kヘリコプター。夜の艦艇ならではの光景です。真っ赤に包まれた非日常的な空間からは不気味さすら感じます。

 

そして0600

総員起こしのらっぱで1日が始まり、隊員さんもぞろぞろ外へ出てきました。

 

私はというと、近くのコンビニで朝食を調達したのち0640に埠頭入口に並びます。

この時点ではまだ列は20mくらいでしたが、時間とともにどんどん伸びて開門時には10倍くらいの長さになっていました。

 

0800の自衛艦旗掲揚の後すぐに一般公開スタート。今回も6月の横浜同様エレベーターで飛行甲板まで上がる見学コースです。

 サイドランプから広い広い格納庫へと入り、艦首側のデッキエレベーターへ乗り込みます。

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穴の底から空を見上げる気分。

あとは動き出すのを待つだけ。

少し経つと、ブザーが鳴ってゴーという音を立ててエレベーターは一気に飛行甲板へと上がっていきます。

動き出した瞬間、周りにいた皆さんは感動のあまり歓声を上げていました。

これはちょっとしたアトラクションですね。 

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トラクターのように見えますが、これでも立派な消防車です。

後部に水と化学消火剤が入ったタンクを搭載して前方の赤いノズルから放水する仕組みです。

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護衛艦ではおなじみのファランクス。前方をじっと見つめて静かに艦を守るその後ろ姿は使命感を感じます。

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艦首側の第1昇降機が下がった後、飛行甲板にはぽっかりと大穴が開いてしまいました。

艦内側にある時はこんな風にヘリ落下防止のポールがにょきにょきっと生えてくるんですf:id:ikazuchidddara:20190127195952j:plain

こちらもじっと前を見つめるRAM発射装置です。

ファランクスと同じ近接対空装備で、こちらは細長いミサイルのような弾が発射される仕組みです。

当初はあぶくま型に装備されるはずでしたが、色々な事情で中止になり、いずも型で海自艦では初搭載となりました。 

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甲板に氷山のようにデーンとそびえる艦橋構造物。

艦橋側はマストとRAM発射装置の取り合わせもあって胸を張って誇らしげな姿です。f:id:ikazuchidddara:20190127200419j:plain

艦尾側のヘリ発着艦管制室。

2つ並べて見比べてみると前後で印象が違って見えるんですよね。まさに表の顔と裏の顔。

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前回横浜で見た時も含め、いつも一般公開される際は飛行甲板にはヘリが1機もない状態ですが、今回は1機だけ残してありました。

ワイヤーで固定された姿が縛られたガリバーみたいだな。

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艦尾側の第2昇降機、デッキサイドエレベーターです。

第1昇降機は朝からたくさん見学者を乗せて張り切って働いているのに対し、こちらはおとなしくお休み中。

一度デッキサイドエレベーターにも乗ってみたいのですが、安全上の理由から厳しいのでしょうね。

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ローアングルで飛行甲板を撮ってみるとあのザラザラした表面がよく分かります。

これで大根おろしが作れるというのは海自では有名なネタですね。

規則正しく並んだ銀色の円はヘリや車両を甲板に固定する際に使用するワイヤーの留め具の蓋です。

 

この飛行甲板で最大5機ものヘリ、それに陸自の大型輸送ヘリやオスプレイ、将来的にはF-35まで運用させようとするのだから、まさしく海の上の航空基地と呼ぶにふさわしいでしょう。

 

ここで地元ネタ。ヘリが最大5機運用できるこの広い広い飛行甲板で一体何枚干物が作れるのだろうか?干物の産地が近い所に住む私がふと思ったことです。

 

さて、再びいずもエレベーターで格納庫に戻りましょう。

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うわっ、すごい!たくさんの見学者を満載してエレベーターが上がってきました。

このエレベーターなんですけど、一旦5cmほど上で止まって下に円柱状のストッパーをかませてから甲板と同じ高さで止まるんですよね。

下がる時も一旦5cmほど上がってストッパーを解除した後下がるのです。

今度いずも型やひゅうが型に乗った際よく観察してみてください。

 

再び格納庫内に降りてきました。

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やっぱり広いいずもの格納庫。

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格納庫内のSH-60K。いつも格納庫内のこの位置に置いてあるのです。

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リモコン式のトーイングマシン。f:id:ikazuchidddara:20190128113901j:plain

Mk-4対潜魚雷の訓練用ダミー。SH-60に搭載するのだそうです。

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ヘリの機体にはエンブレムが入っていました。 

 

通常ヘリの機体には各艦固有のエンブレムは描かれないはず。

つまりこれはいずも固有の装備品で、かつ実任務に使用するものではなく整備やトーイング訓練で使用するダミーなのでしょう。

 

このエンブレムですが、力強くてかっこいい剣をモチーフにしたロゴとは対照的なかわいい萌えキャラチックな巫女さん風の女神が描かれています。

しかも手でハートマーク作っちゃってるし。そんなとこまで萌えキャラ要素入れるとはね。

 

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サイドエレベーターの開口部から岸壁を望む。

艦の横に張り出した構造を採用したおかげで、艦内格納庫のスペースをより有効に使えるようになりました。

しかし、一つ気になるのは外洋での航海時にここから波が格納庫内に入ってこないかということ。

 

そしてサイドランプから岸壁に降りて30分ほどでいずもの艦内見学は終了。

開始時点では乗艦待ちの列がフェンス付近まで延びていたのが、いずもエレベーターによるピストン輸送のおかげで、ものの30分で並ばずに乗艦できる状態になりました。

輸送力半端ない。

最後に岸壁からいずもを撮影して帰ります。

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ゴテゴテ感が好きな艦尾。

こちらにもファランクスとRamが配備され、後ろの防備も抜かりがない。

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空母じゃないけど空母っぽい。

やっぱり岸壁目線で見た方がいずも型の迫力と圧倒的存在感が伝わるんじゃないかなと思います。

よく見るとちきゅうも後ろに小さく写っています。