「鉄の塊」に揺られて

広く浅くゆるくがモットーの乗り物系ブログです。 鉄道・飛行機・船の撮影記や旅行記を中心に書いています。

あをによし奈良の都の国鉄型-2つの「103系」を撮る

ダイ改とおおさか東線新大阪延伸で消える尼崎行き直通快速3本を斑鳩の地で記録して再び奈良駅に戻ってきました。

次に向かう先は万葉まほろば線(桜井線)。

ダイヤ改正と同時に投入される227系によって本格的な置き換えが開始されることになった105系を記録します。

 

105系はJR西日本のローカル電化区間におけるワンマン運用に特化した車両。

実は元は首都圏において地下鉄直通運用で活躍した103系なのです。

要は左遷ってことでしょうか。

103系そのまんまの響きのモーター音に同じく103系そのまんまの車内、そして前面形状、形式こそ違うものの車両自体は地下鉄直通仕様103系の短編成化バージョンです。

 

そんな105系も103系同様ついに置き換えの時が……。

 

撮影場所は帯解駅近くの跨線橋。スカイブルーの105系2両に乗り、103系譲りの走りっぷりを堪能しつつ帯解駅まで乗車。

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帯解駅で対向の105系がやって来ました。中間車先頭車化改造を施された車両です。

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こちらは元から先頭車の通称地下鉄顔。明らかに別形式であることが分かる先頭車化改造車に対してこちらはまんま103系。

まるでこの車両の特徴を体現しているかのようです。

 

5・6年ほど前まではベージュに赤帯を巻いたオリジナルカラーを纏い、中には「旅万葉」とかいう特別塗装の車両までいてバラエティ性のあった日根野区の105系も現在はスカイブルー単色のいわゆる末期色に統一されてしまいました。

 

ファンの間では不評の単色カラーリングですが、105系に関してはむしろ似合ってるんじゃないかなぁと思うんです。種車が103系だからでしょうか。

ただし!廣島、お前はだめだ。

 

ということで次行きましょう。撮影場所は帯解駅から徒歩2分の跨線橋です。

真裏に帯解寺があり、寺の建物を入れたショットが撮れるのです。奥の方には春日山も顔をのぞかせています。

 

帯解で交換した105系が戻ってきました。屋根上は円形のグロベンを搭載しています。

前述のように日根野の105系はカラーリングスカイブルー単色で統一されてはいるものの、車体の細かい所に着目するとあちこち違いが見られます。

屋根上機器の配置や先頭車の位置関係など。特に霜取り二丁パンタ編成は希少価値が高いもの。

 

こちらは桜井方がオールグロベンの先頭車改造車です。

続いては奈良の一つ手前京終駅で降りてみます。

 

帯解から乗ってきた列車の折り返し和歌山行きです。この編成は中央に冷房機器を乗せた原形顔が組み込まれています。

 

そして1本後の列車で奈良へ戻ります。ホームと電車の間の段差が結構あるんですが、大丈夫なんでしょうか?

 

最後に1枚。この編成も原型顔+一部グロベンの編成でした。

 

最後?のウグイス103系

 

 

桜井線の105系の次は本物の103系。奈良線で最後の活躍を続ける2本のウグイス色の103系の記録です。

この日の運用は50Aと43A。この運用の組み合わせだとちょうど私が戻ってくる13時台に2本奈良でまとめて見られる。何という絶妙なタイミングでしょう。

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奈良に着いてから4分後1本目の50A運用に入る普通奈良行きが入線。編成はNS409。廃車からゆえあって復活したゾンビ編成です。

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221系と。

Aシート改造絡みで奈良から2本221系が網干へ転属したことでその分4ドア車の運用が2運用増やされて結果として2本が延命するというあまりに皮肉な運命となった奈良線の103系。

しかし、ご存知のとおり対象編成の組み込み改造が終了しており、当然網干にいる意義はなくなる訳です。そうなれば近々奈良に戻ってくることが予想されます。

その時が……103系の最後なのでしょう。

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30分後、今度は43A運用のNS407編成がやって来ました。グネグネと分岐器を通過して入線中を正面狙いで。

現在残っている103系2編成の先頭車は4両とも1973年生まれ。もう46年も経過しています。更に4両とも全て最初に配置されたのは山手線で1年も経たないうちにATC導入で関西に飛ばされた経歴を持っています。

そんな貴重な車両が組み込まれている奈良の103系って考えてみればすごいと思いませんか。

 

こうして2種類の「103系」を記録して奈良における鉄関連の活動は無事ミッションコンプリート。

この後は東大寺・春日大社と奈良を少し観光してから帰宅いたしました。