「鉄の塊」に揺られて

広く浅くゆるくがモットーの乗り物系ブログです。 鉄道・飛行機・船の撮影記や旅行記を中心に書いています。

4/6:平成の終わりに富士の裏側で昭和と平成の鉄を楽しむ-元371系富士山ビュー特急に乗車

昭和と平成の鉄道を楽しむ富士急撮影。

午前は下吉田駅ブルートレインテラスで昭和の鉄道を満喫し、午後は平成の鉄道を満喫する富士急2特急乗車という内容です。

 

ikazuchidddara.hatenablog.jp

 

さて、午後の富士急2特急乗り鉄はというと……

ご存じのように富士急行には特急車両が2形式所属しています。この2形式ともかつては富士山の静岡側で特急「あさぎり」として活躍していた車両です。

ビュー特急の8500系は元JR東海371系、フジサン特急は元小田急20000形RSEです。

御殿場線沿線民の私にとっては非常になじみ深い車両であり、まさに個人的平成を代表する鉄道車両であります。

 

今回の往路は富士山駅から大月まで8500系富士山ビュー特急、約2時間のインターバルで復路は8000系フジサン特急で河口湖まで戻るというパターン。

まずは富士山駅から富士山ビュー特急に乗車します。

えっとさっきから富士山駅という駅名が何度も出てきています。嘘のような話ですが本当にあるんです。

 

かつては富士吉田駅だったこの駅。2011年7月に富士山地区への玄関口であることをPRするため富士山駅に改称されました。

日本で唯一「富士山」の名が冠せられている駅名として大変な話題になりました。

 

定刻通り8500系富士山ビュー特急が入線しました。

車体こそは371系そのままですが、赤富士をイメージしたカラーリングから受ける印象は俺の知っているあさぎりじゃない、もはや完全に様変わりしてしまったということ。

f:id:ikazuchidddara:20190525194543j:plain

車内もまた371系時代とは全くの別物。木を多用してポップな色遣いのシートが並ぶおしゃれな空間。これじゃJR東海ではなくJR九州の特急車?。

それもそのはずこのデザインを手がけたのはJR九州の特急車両でおなじみ水戸岡鋭治氏。随所に水戸岡デザインと呼ばれる彼のデザイン思想が現れています。

f:id:ikazuchidddara:20190525201411j:plain

額縁のように木の枠で囲われた窓。下をよく見ると371系時代の面影が顔をのぞかせていました。肘掛けの位置まである大きな窓から見る眺めは絶景でした。

ちなみに座席も371系時代のものをモケットを張り替え、あとちょいちょいいじって流用しているのです。

f:id:ikazuchidddara:20190525201242j:plain

各窓のカーテンは竹のすだれ。

元アルファリゾート21のThe Royal Expressしかり、既存車両の内外装を全く別物にリノベーションしてしまう水戸岡デザインの魔力は本当に素晴らしく同時に恐ろしいものがあります。

 

富士山駅を出発、一路大月へ。

座席は3号車の前から3列目です。

前面展望は楽しめますが、撮影はやりづらいという微妙な座席です。

f:id:ikazuchidddara:20190526120903j:plain

午前中に訪問したブルートレインテラスのある下吉田駅では8000系フジサン特急と交換。

元あさぎりの車両として先に富士急に入線したのが20000形RSE。

その後371系も富士急にやってきて元あさぎり同士奇跡の再会が実現してしまいました。

富士の向こうでもこんな風に並びが見られるのも何かの縁なんでしょうね。

f:id:ikazuchidddara:20190526133201j:plain

今回使用した富士急特急フリーきっぷです。

大人2600円で富士急線内の普通列車とフジサン特急、富士山ビュー特急の自由席車両が2日間乗り放題という大変お得なもの。

今回の乗り鉄でも十分元を取ることができました。

f:id:ikazuchidddara:20190526144506j:plain

富士急にいまだ残る二大レトロ鉄道施設をワンフレームに収めました。

木製架線柱と第四種踏切です。

見ての通り順次コンクリート製に交換されてはいるものの、未だ富士急線内のあちこちに生きながらえているのです。JRから乗り入れてくる最新型車両との時代差絡みもまた面白そう。

第4種踏切はローカル線の一つの名物的なもの。需要が少なそうな場所を中心に結構残っていて、個人的に見つけるのが好きなものです。

f:id:ikazuchidddara:20190526145030j:plain

そして富士急線内のハイライトが三つ峠付近の富士山ビュー。伊豆急は伊豆の海、富士急は富士山、それぞれ名物の車窓風景があり、どちらも自信をもってPRしているのですね。

ただしこの日は雲がかかって一部しか見えていません。

f:id:ikazuchidddara:20190526150005j:plain

もう一つのハイライトが山梨リニア実験線。一応現時点では2027年開業予定で、もちろん開業後はリニア中央新幹線の一部となるわけです。

にしても高いな。

f:id:ikazuchidddara:20190526151141j:plain

そして終点大月駅に到着しました。

下吉田駅で見かけた6500系トーマスランド20周年記念号がお出迎え。

f:id:ikazuchidddara:20190526151240j:plain

最後に大月駅でも赤い彗星、いや元371系の8500系富士山ビュー特急を1200形旧塗装者とのツーショットで撮影。

いや本当にそっくりなんですよ。赤い彗星シャア専用ザクに。

1000形系列は8000系、8500系の投入で廃車が進み、残された編成も日中はあまり運用に入らず予備車同然と化しています。

 

次のフジサン特急まで約2時間のインターバルか。何しようかなぁ。