「鉄の塊」に揺られて

広く浅くゆるくがモットーの乗り物系ブログです。 鉄道・飛行機・船の撮影記や旅行記を中心に書いています。

100円で乗れる新幹線博多南線に乗ってみる-往路は500系ハローキティ新幹線

羽田からJALのAirbusA350で福岡に到着。

空港内のラーメン屋で博多豚骨ラーメンをいただいて展望デッキで少し撮影した後15時半頃博多駅へと向かいます。

 

目的は以前から乗りたいと思っていた博多南線に乗ること。

博多南線は山陽新幹線の支線で、博多~博多南間の約8.5kmを結ぶ路線。九州新幹線同様山陽新幹線と線路がつながっており、直通列車も運転されています。

しかし、この路線は新幹線ではなくJR西日本管轄の在来線なのです。つまり車両は新幹線でも全て在来線特急列車扱い。座席は普通車全車自由席、しかも特急料金は100円!という破格のお値段です。

 

往路編-500系ハローキティ新幹線に乗ってみよう

 

博多南線の列車が出発するのはJR西日本の山陽・九州新幹線ホームの15・16番線。

JR西の駅なのでホーム自販機にはイコちゃんが。九州で見るとまた新鮮です。

既に16番線には今回乗るこだま741号から変わった741A列車が停車していました。

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往路で乗車するのは500系新幹線、しかもハローキティ新幹線のV2編成です。

今回は少なくともどちらか1本500系に乗るつもりでいました。通常の車両でもいいけど、せっかくなのであれに乗ってみようかななんと思ってキティが入るこの列車をわざわざ選んで乗ることにしました。

 

かつて東京~博多間を「のぞみ」としてかっ飛んでカッコよさと憧れを振りまいていた時代はどこへやら。ピンク色に塗り替えられ、ハローキティに変身した今ではかわいさと愛嬌を振りまいています。

とはいえとんがりの先頭車やヘッドライトからは往時の活躍やカッコよさを垣間見ることができます。ただ500系にこの塗装は個人的に似合わずむしろ見ていて痛い。。。

 

ハローキティづくしの車内

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ハローキティが描かれた車体を眺めたら車内へと入ります。

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早速ドア裏でキティちゃんがお出迎え。

入った瞬間からハローキティの世界を体感できる車内です。

 

まず1号車から見ていきます。

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1号車はハロープラザ。ハローキティと西日本の各地域をPRするイベントスペースとなっています。

ご覧のように車内全体がピンク色、ハローキティで埋め尽くされています。

さながらコラボカフェのようです。

山陽新幹線内の小倉~新大阪間のみの営業ですので、この時は誰もいませんでした。

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車両間ドアにもキティちゃん。他にもあちこちキティちゃんが隠れています。

次は2号車。

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2号車はKAWAII ROOM。客室全体がハローキティで彩られたコンセプトルームです。

博多寄り車端部には記念撮影スペースと荷物スペースが設置されています。

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客室は窓枠にキティちゃん、床や窓のシェードもキティちゃんのデザインになっています。

続いて3号車です。

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3号車以降は通常の内装。ただし客室とデッキをつなぐドアはキティちゃんのデザイン。さらに窓のカーテンのうち一部がキティちゃんだったり。

2号車と3号車は自由席車両で3⁺2のシート配置。かつて500系の普通車で使用されていた座席がそのまま使われています。

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4号車、5・7・8号車は指定席車両。

座席は2⁺2で700系レールスター指定席車両に設置されているものと同じ座席が設置され、先ほどの自由席車両より少々グレードが高くなっています。

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中央部にはカクテルトレイ、肘掛け先端にはカップホルダーが設置されています。

あっ、窓のシェードにキティちゃんが。

往路はこの座席に座って博多南まで乗ってみます。

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こちらが博多~博多南間の特定特急券。本当に100円です。自由席にしては安すぎます。たった100円で新幹線車両体験ができるなんて信じられないと思いますが。

比較的マイナーな路線なので利用者はあまりいないかと思いきや、それなりに乗客がいましたね。たった1駅とはいえ地元民の足として機能しているのです。

 

博多駅を発車。1駅約11分の新幹線乗車体験がスタートしました。

沿線は住宅街が広がり、博多まで日本の大動脈山陽新幹線だったとは思えない支線らしいB級感のある車窓風景が広がります。

列車は新幹線にしてはゆっくりめのスピードで博多南駅を目指します。

途中福岡空港の着陸コース下に当たることから時折窓の外には福岡空港の着陸機が見えていました。

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まもなく博多南駅です。

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やがて広大な博多総合車両所の留置線が見えてきました。博多南駅はそのすぐ隣にあります。

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博多南駅到着直前にはずらーっと新幹線の頭が並ぶ壮観な光景が目の前に!

N700Aに700系が数本。鉄道好きにはたまりませんね。

 

そういえば700系・・・来年春には東海道新幹線から姿を消すのですね。

早く本格的に記録を始めねば。

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終点博多南駅に到着しました。たった11分の500系ハローキティ新幹線の乗り旅はここで終わり。到着後はそのまま博多総合車両所に引き上げて、翌日の運用に備えます。

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留置線の端っこには通常塗装の500系が1本。

700系の東海道新幹線撤退後、西所属で生え抜きの車両は短編成化されることが予想されます。そうなると500系の処遇はどうなるのか?

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おっN700Aが1本出区しました。時折新幹線の入出区シーンが見られるのもこの駅ならでは。

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しばらくしてハローキティー新幹線が車両所内に引き上げていきます。

700系・N700Aとの並びでお見送りです。

 

博多南駅は見ての通り1面1線の片側ホームというどう見ても新幹線が発着するとは思えないローカル線の終着駅のような駅構造です。

こんな駅から新幹線が発着するの?と少々信じられないような話ですが、車両基地の脇にある小さい駅から日本の大動脈へとつながる列車が出発する…ロマンがある話だと思いませんか。