「鉄の塊」に揺られて

広く浅くゆるくがモットーの乗り物系ブログです。 鉄道・飛行機・船の撮影記や旅行記を中心に書いています。

2019年あんなことこんなこと…駿河湾フェリー再出発初日初便乗船記

2019年6月1日

この日、清水港と土肥港を結ぶカーフェリー「駿河湾フェリー」がエスパルスドリームフェリーから静岡市と西伊豆の市町で構成される一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーの運営に移行しました。

利用者数の低迷と燃料費の高騰であわや廃止になりかけてしまった駿河湾フェリーに実質的な公営化という形で「助け舟」が出された形で一転存続となったのです。

ただ運航は従来通りドリームフェリーが担うことになり、形式では上下分離方式となるのですが。

 

さて、私はこの経営移管当日の6月1日に土肥行き一番便に乗船してきました。

朝7時半頃に清水港日の出ふ頭に到着。ちょうど記念式典が終わる頃でした。

 

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乗船する駿河湾フェリーのカーフェリー富士

岸壁には乗船する自動車がずらっと並び、小さな船体を引き立てています。よく見ると自転車も置いてありますね。

 

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客船ターミナルの送迎デッキからも。終了したばかりの記念式典の会場と一緒に写してみました。

乗船時間になったのでいよいよ船内に乗り込みます。

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カーフェリー富士の乗船口は車と同じ船の前後のランプウェイ部分。フェリーの口に飲み込まれるような感覚でこれだけでもワクワクドキドキ。

 

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車両甲板内部。富士は船内、すなわち船のお腹の中にあります。この右端にある狭い階段を上るとデッキに出て船内へと入れます。

 

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乗船したらさっそく後部甲板にある駿河湾フェリー名物のたこ焼きを買いましょう!これなしでは駿河湾フェリーの船旅は楽しめないと個人的に思うくらい名物なのです。

 

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岸壁上ではお見送りの準備が進んでいます。

 

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駿河湾フェリーといったら県道223号線の看板。本当に県道として認定されているのです。県内初の海上県道となった駿河湾フェリーですが、実質公営化により名実とも県道となったわけです。

 

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出航の時間が近づいてきましたよ。紙テープ投げをやるみたいで私も1巻貰いました。

実は紙テープ投げはは初体験。果たしてうまくいくのやら。なお紙テープは水溶性素材なので環境には何ら問題はありません。

買ってきたたこ焼きの置き場所に困ったので仕方なく一緒に持って撮りました。

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さあ出航です!太鼓の演奏と汽笛の音と共に船は岸壁を離れていきます。

ここで紙テープを投下!一発目は・・・あとちょっとで海に落下!隣のおじさんにコツを教えてもらって再挑戦!なんとか岸壁に届きました。

どうやら下ではなく上に向けて投げるとうまくいくらしい。

 

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日の出ふ頭を離れて一路西伊豆の土肥港へと向かいます。

後部甲板には新法人移行に合わせたリニューアルの一環でイルカのイラストのトリックアートが描かれました。見る角度によってイルカが飛び出しているように見えるとか。

 

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三保の松原を横目に清水港から駿河湾へと出ていきます。

 

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この日は雲がかかっていながらも、山頂付近にちょっとだけ雪が残る富士山が見えました。

 

初日の客室内の様子はというと

 

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こちらは普通席。初日とあって普段より一般の乗客は少し多かったですが、思ったほど混んでない。

 

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こちらは一つ上のオーシャンルーム。ソファーが設置され、座席自体もグレードが高いものが設置された快適な空間です。こちらも普段より多めな印象。

初日初便とあって一般客以外にも県や静岡市からの来賓の方やマスコミも乗船しておりその分全体的に賑やかな船内でした。

この賑わいが今後も続けばいいのですがねぇ。

 

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オーシャンルーム最前列の展望席から。船は駿河湾を横断して土肥を目指します。

 

雲は出ているものの初夏の晴れた陽気。デッキに出て駿河湾の美しい風景を楽しみます。

 

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駿河湾の真ん中、ちょうど一番深いあたりから…。雲の上からひょっこりと富士山の頂上付近が顔を出しています。

駿河湾の真ん中から見る綺麗な富士山は駿河湾唯一の定期海上航路の駿河湾フェリーでしか楽しめない景色です。

 

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徐々に伊豆半島が近づいてきました。

 

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入港する土肥と温泉街がはっきり見え始めました。

清水を出発してから約70分、目的地の土肥港に入港。

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岸壁上からは地元伊豆市と周辺自治体による盛大なお出迎えがありました。

こちらもすごい。。。

 

私は清水→土肥の片道のみ乗船ですので土肥で下船。

 

土肥港での接岸が完了して船体後部のランプウェイから下船します。

後部扉が開くのを待つ間からゆっくりと扉が開き下船するまでのこの一連の時間もまた何かの映画のシーンみたいで妙にワクワクするんですよね。

側面の舷門から下船する客船や船内に車両甲板がないタイプでは味わえない楽しみです。

 

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最後に土肥での富士を1枚撮影。スペースの関係でお尻をくっつける形の接岸スタイルです。

この後は東海バスで修善寺へと向かいます。

土肥出航シーンはバスの時間からして見られないかなと思いきや7分ほど遅れてきたため何とか見られました。

 

さて、初日とあって乗船者には記念品がもらえました。

中身は・・・観光案内のチラシやらパンフレットやら、それに埋もれる形で乗船証明証やお茶っ葉のパックとティーバッグ、県道223号線のマグネットが入っていました。

 

 

それから半年…新法人に経営移管後の駿河湾フェリーは相変わらず乗船率は低迷しているようです。

新体制移行後は新たな施策を取り入れて乗船率回復を図ろうとしていますが、まだまだ前途多難な状態は続きそうです。

来年こそはオリンピックもあることから様々な取り組みの効果が現れて乗船率が向上することを期待したいものです。