「鉄の塊」に揺られて

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11/30:地球深部探査船「ちきゅう」一般公開レポ1-海から「ちきゅう」を見てみよう

11月30日と12月1日に清水港で独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)が保有する地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開が行われました。

読んで字のごとく地球の奥深く、最大7000mという途方もない深さまで掘削できる船で、高さは130m。

 

「ちきゅう」が清水港で一般公開が行われるのは、2017年12月以来2年ぶり。

 

今回も静岡市による事前応募という形で募集が行われましたが、残念なことに私が気付いた時にはすでに募集は終了済み。

 

ここで、前回の一般公開時にエスパルスドリームフェリーが見学ツアーという形式で募集を行っていたのを思い出してチェックしてみると…やっぱり今回も同じ形式で募集をしていた!

もちろん前回参加できなかったリベンジで即申し込み、あっさりと取れてしまいました。

 

当日は朝6時に自宅を出発し、清水港まで車を飛ばして7時半頃に日の出ふ頭に到着。

集合時間まで30分ほど時間があるということで、埠頭内で「ちきゅう」の巨大な船体を撮影。

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遠くても目立つ「ちきゅう」の高くて大きい船体、これが間近で見られるのです。

押しつぶされるような迫力とどっしりとした貫禄がより大きく伝わってきます。

受付開始まで30分ほど時間があるのですが、まだ埠頭はガラガラ。

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船尾に回ります。胸を張って堂々とした船首側に対してこちらはぬりかべを横に倒したような無駄に幅広いお尻で何だか不愛想な印象。

同じのっぺりケツデカのひゅうが型護衛艦といい勝負ができそうです。

 

「ちきゅう」のシンボルである高い鉄塔のような櫓。

ここから未知の領域であるマントルまでドリルを下ろすのです。

 

8時になり、見学ツアーの集合時刻が近づいてきたので、集合場所である遊覧船乗り場へ移動。見たところ参加人数は定員いっぱいのようでした。

 

ツアーの内容は、最初に帆船「オーシャンプリンセス」で海の上から船体を見学、ちょっとだけ清水港内をクルーズして戻った後は「ちきゅう」船内見学へ移るという形。

受付を済ませたら、乗り場に停泊している帆船「オーシャンプリンセス」へ。

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今回乗船する帆船「オーシャンプリンセス」です。

この帆船ただものではないのです。

1974年にイギリスのジョンソンエンドジョンソン財閥によってポーランドで建造された豪華帆船。当時は地中海やアドリア海においてVIP向けのクルーズを行っていたそうです。

その後鈴与によって買い取られ、現在はエスパルスドリームフェリーにおいて主に貸切クルーズとして活躍しています。

 

20世紀ヨーロッパの小型帆船らしい美しさを持つ船体は「海の貴婦人」の名にふさわしい姿です。 

船内も木材を多用した温かみのある内装。まるで船全体がアンティークの家具のようです。

9時に日の出の遊覧船乗り場を出航。ゴトゴトゴトという静かな機関音を立てて「ちきゅう」の目の前へと向かいます。

約半数は船上部のデッキへ出ていましたが、当日は富士山も雪を被るほどの冬の寒さ。

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冬の澄んだ空気で上から下まで雪を被った富士山がすっきりくっきり。

 よって私は「ちきゅう」船外見学まで船内に入っていることにしました。

そして、日の出ふ頭に停泊している「ちきゅう」の真横へ。ここで私も上部デッキへ出て「ちきゅう」船体を海の上から眺めます。

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「ちきゅう」の高い櫓と「オーシャンプリンセス」のマスト。帆船だからこそ撮れる面白いツーショットです。背比べをしているみたいですが、当然「ちきゅう」の方が10何倍も高いのは言うまでもありません。

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船尾側から後ろ姿を。上から下まで綺麗に撮れるのも海上ならでは。

 

少し後ろの方でUターン。1回目とは距離が少し離れてしまいますが、離れている分船全体が入る構図で撮影できました。

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次は右舷サイド。化学工場がそのまま乗っかったような独特な船体が丸々拝めるベストアングル。

日の出接岸時ならではのドリプラ観覧車とのツーショットで収めました。

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続いて今度は日本平バック。こちらも日の出停泊時に海の上からしか撮れない貴重なショットですね。

さて、海上見学はひとまずここまで。乗り場に戻る前に清水港内をちょっとだけクルーズ。

今度は海の上から三保の松原や興津のコンテナターミナルを眺め、行きと同じ遊覧船乗り場に戻ってきました。

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世界遺産の構成資産に指定されている三保の松原。港内側から見ても松林がもっさりと生えていて手前の海岸との取り合わせが美しいのです。

ご覧のように港内側から見ても松林と海岸の美しい風景を楽しめるのですが、個人的に海から見るのであれば港外側からがおすすめです。

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接岸前最後に前面から。ぜひ撮りたかったアングルですが出港直後撮り損ねてしまったので2回目のチャンスで写せました。

埠頭を見るとだいぶ混んできたみたいですね。

 

ただ海上から見るだけではない。このツアーの何よりのポイントは次いつあるか分からない「ちきゅう」の日の出ふ頭接岸という貴重なチャンスにその時でしか撮れない貴重な写真を海の上から撮れるということ。その点でも参加した価値は高かったのではないかと思います。

 

次はメインの船内見学です。海の上の化学工場もとい巨大な実験室「ちきゅう」の船内に初潜入、果たして何があるのでしょうか。